思えば子供時代から、どこか大人びたどっしりとした人間でした。よく親戚や近所の人からそのようなことを言われましたが、はたしてそれが誉め言葉だったのか、けなし言葉だったのか、今でもはっきりとわかりません。

いずれにしても、老けた子供だったことに間違いないでしょう。そんな私が、今とっても驚いています。鏡に映っている自分の姿が、可愛らしく見えるのです。容姿の良し悪しのことではありません。なんというか、とても若々しいのです。思い出してアルバムをひっくり返してみると、やっぱり昔よりも若くなっています。何が理由?ヘアスタイルか洋服なのか。

それとも肌の質感なのかな。どうやら全部違ったようです。私が若返った理由。それは、表情です。目の輝きでした。色々あって大変だった過去。そして、とりあえず毎日穏やかに暮らせている現在。たったこれだけの違いで、私は見た目が大きく変化していたのです。ちょっとウルウルしてしまいました。